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No. 5080 エドワーディアン スターリングシルバー ティースプーン with フラワーエングレービング
長さ 12.1cm、重さ 17g、ボール部分の長さ 4.1cm、最大横幅 2.5cm、ボールの深さ 0.65cm、柄の最大幅 1.15cm、1906年 シェフィールド、一本 六千円 (6本あります-->4本あります-->2本あります-->SOLD)

手彫りのフラワーエングレービングが美しく、持った感じのしっかりしたエドワーディアン スターリングシルバー ティースプーンです。 百年前の銀職人が一つずつ彫刻を施していった品なので、よく見比べていくと、小花の様子や葉っぱの感じが微妙に違っているのは、まさにアンティークの醍醐味で好ましく感じられます。

葉っぱの内側など、少し色合いが濃いめに見える部分は、1ミリ間隔に何本もの微細な彫刻線を引いて影を付けていった仕事です。 

柄の裏面にはどれもブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのもよいでしょう。 ホールマークは順にシェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1906年のデートレター、そしてJohn Round & Son Ltd.のメーカーズマークになります。 

メーカーのJohn Round & Son Ltd.はシェフィールドの大きなシルバースミスで、アンティークとしても今日でもよく見かける有名メーカーの一つです。 ジョン ラウンドによって1847年シェフィールドで創業され、当初はスプーンとフォークのメーカーでした。職人技の素晴らしさとデザインの優雅さで、次第にその評価を確立して、息子のエドウィンをパートナーとして迎える頃には、銀器なら何でもこなすシェフィールドの大メーカーに成長していました。 第一次大戦を境にしてイギリスの国力が衰えていくと、多くのシルバースミスも衰退していった中で、John Round & Sonは1962年までシルバースミスとして仕事を続けていたというのも珍しい例と思います。


アンティーク エドワーディアン スターリングシルバー ティースプーン with フラワーエングレービング





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