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No. 5067 スターリングシルバー クロス with
フラワーエングレービング
クロス本体の縦(留め具含まず) 2.7cm、クロスの横
1.8cm、最大厚み 2mm弱、一万三千円
小振りな品になりますが、フラワーエングレービングが美しい、厚さが2ミリ弱のホロー(中空)構造をしたスターリングシルバー クロス ペンダントヘッドです。
裏面にはメーカーズマークとスターリングシルバーを示す「STG」の刻印があります。 ホロー構造ということもあって、裏面は少しでこぼこ感がありますが、目立つところではありませんし、表の手彫りの彫刻はとても出来栄えが良いので、十分に魅力的なアンティークと思います。
手彫りの彫刻を詳しく見ていくと、デザインの基本ラインはかなり深めな彫りになっていることが分かります。 彫りが深いことから、ブライトカットのような光の反射を誘うのが綺麗です。 ホロー構造と言えども、彫刻を施す表側は裏面に比べてシルバーが厚めに出来ている為に、こうした彫りが可能になっているわけです。
そして小花の内側には幾重にも同心円状の彫刻が加えられ、さらに写真で見て少し色合いが濃いめに写っている部分は、1ミリ間隔に何本もの微細な彫刻線を施して影を付けた細工です。
アンティークハント用のルーペがあれば、彫りの跡から彫刻刀を振るった様子までもが窺い知れ、銀職人さんの息遣いが伝わってくるところにも惹かれる品と思います。 デートレターはありませんが、見事な手彫りの彫刻の様子からみて、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃に作られたスターリングシルバー クロスで間違いないでしょう。
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