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No. 5055 Goldsmiths & Silversmiths Co Ltd スターリングシルバー コーヒーポット
蓋のつまみまでの高さ 17.5cm、注ぎ口先端からハンドルまでの長さ 14.1cm、ボディーの最大横長 8.5cm、最大厚み 6.5cm、重さ 328g、容量 380ml、1916年 ロンドン、Goldsmiths & Silversmiths Co Ltd作、八万二千円

ゆったりとした曲面ボディーに品の良さを感じさせてくれるスターリングシルバーのコーヒーポットです。 作られたのはエドワーディアンの時代が終ってしばらく経った、今から90年前の1916年になります。 ボディーの切り口はオーバル型なので、横から見るとポッテリと安定感がありますが、真正面から見るとけっこうスリムな雰囲気になります。 木製ハンドルも曲線ラインの仕上がりが美しく、ボディーの形によく合っています。

温かみのある木製ハンドルは指かけがあって扱いやすく、お湯切れもよくて、使いやすいポットです。 元々はコーヒー用になりますが、ティーに使ってもよいと思います。 容量は目一杯で400ml入りますが、380ml程度でお使いいただくのが適当でしょう。

コーヒーのお好きな方でしたら、書斎の机にこのポットを置いて、仕事や勉強をしながら毎日親しめる品というのは、これからの季節にはより楽しめるでしょう。 英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 このポットが作られたのは1916年ですから、正式なアンティークに昇格するまでにあとまだ十年が必要になる計算です。 しかし、気に入った古いものを使っていくうちに、その品が自分の手元で‘アンティーク’になっていくことは、コレクターの喜びとも言えますので、このポットには、そんな楽しみ方もあるかと思うのです。

ホールマークは二箇所に刻印されていて、まず写真一番目でボディー側面上部にGoldsmiths & Silversmiths Co Ltdのメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、ロンドンレオパードヘッド、そして1916年のデートレターが刻印されています。 そしてさらには蓋の内側にも、メーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1916年のデートレターが刻印されています。

裏面には「112 Regent Street」の刻印があって、お店の所在地がロンドンのリージェント通り112番地であったことも分かります。 リージェント ストリートは、東京の銀座通りのようなもので、ヴィクトリア時代の昔からロンドンで最もポッシュな界隈であったわけで、そこに店を構えていたこと自体が、「Goldsmiths & Silversmiths Company」の規模の大きさを示していると言えます。 エドワーディアンの時代には、クライアントはふかふか絨毯とダーク マホガニーの階段を上って、その先の素晴らしく豪華な専用ティールームに案内されたということで、当時のゴージャスな雰囲気を伝えるエピソードです。

「Goldsmiths & Silversmiths Company」は1880年創業のシルバースミスですが、銀製品の他にゴールドやジュエリーの分野でも名を馳せていて、チャールズ・ウォーラル氏のように40年以上にわたって人気を博したデザイナーも抱えていました。 また、この会社のビジネスはそれだけに止まらず、ウォッチやクロックのメーカーでもありましたし、さらには貴金属やダイヤモンドのトレーディングも手がけていました。 「Goldsmiths & Silversmiths Co Ltd」という名前から、ちょっと普通の銀工房ではないような、大きなビジネスの規模を感じるのですが、それはまさにその通りであったわけです。

アンティーク Goldsmiths & Silversmiths Co Ltd スターリングシルバー コーヒーポット





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