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No. 5044 ヴィクトリアン スターリングシルバー ウォッチ チェーン
長さ(バーからループ状留め具まで) 18.7cm、重さ 14g、バーの長さ 3.3cm、タッセルの長さ 2.7cm、チェーンの太さ それぞれ2mm強、ヴィクトリアン後期の英国製、二万七千円

二連チェーンや玉飾りに中央の飾り、そしてタッセルとヴィクトリアン ウォッチチェーンの特徴をよく備えています。 

ホールマークはありませんが、バー、タッセル、二連チェーンに飾り部分という装飾構成や、デザインや細工の良さからみて、ヴィクトリアン後期の英国製と思われます。

ウォッチチェーン本来の用途に使う場合には、二連チェーンは下の方が長めになっていて、たわんだ感じが美しい構造です。 下のチェーンは二重巻き構造ですが、一重になっているところもあります。 あまり目立ちませんし、負荷は短めな上のチェーンにかかりますので、普段使いしても問題ないでしょう。

この品は元々の使い方としては、チョッキのボタン穴にバーを差し込んで、時計本体を横にあるポケットに入れて、チェーン本体が横長に見えるように身に着けたものです。 添付写真のように、二連チェーンの長さが上下で違い、下方が緩やかにたわんだところに美しさを感じさせる構造になっています。 そのため強度的には張力がかかる上部チェーンがポイントになりますが、この品の上部チェーンはより強く出来ておりますので、実用上も問題ないというわけです。

また、現代的にはブレスレットとして使うとバーとタッセルが揺らゆらして素敵ですし、仮に時計を付けなくても、昔風にチェーンを横渡しにして服装の装飾にしてみるのもアンティークな雰囲気が楽しいと思います。

先端のループ状留め具の仕組みについてご質問がありましたので、説明させていただきます。 この品はつくりが良いので、隙間がわずかで見えにくいかも知れませんが、ループの下部に斜めに切れ込みが入っているのが分かるかと思います。 この留め金の付け根部分にバネが仕込まれていて、外向きに押す力が働き、開閉が出来る仕掛けになっています。

アンティークハンターの立場から言いますと、このバネ仕掛けが壊れた品がけっこうありますので、往時のままに良好なコンディションの品が見つかると嬉しいものなのです。

アンティーク ヴィクトリアン スターリングシルバー ウォッチ チェーン



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