直径 2.95cm、本体の厚み（留め具含まず）1mm弱、重さ 3g、1883年 バーミンガム アセイオフィス、一万四千円
本体部分の銀は薄めですが、フラワーデザインのピアストワークは糸鋸を使った手仕事ですし、表面に見られる手彫りのエングレービングも見事なもので、細工のよいヴィクトリアン シルバー アンティークと思います。
写真二番目に見えるように、四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのもよいでしょう。 中央やや左上にはメーカーズマークが見えます。 右サイドのピン下側には、スターリングシルバーを示すライオンパサント、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、そして1883年のデートレターが刻印されています。
ヴィクトリアン後期の1883年作と言いますと、比較的シルバーアンティークの品物が少ないことから、レアものアンティークと言ってよいかも知れません。 このあたりの事情につきましては、アンティーク情報欄にあります「37. アンティークと歴史経済の大循環について」の解説記事をご参考ください。
