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No. 20196 Cornish Serpentine ストーン コンパス
直径 5.1cm、最大厚み 1.6cm、重さ 58g、コンパス本体部分の直径 1.65cm、英国製、一万六千円
コーニッシュ サーパンタイン ストーンで、ブラスのコンパス本体を包んだ作りの方位磁針になっています。 コーニッシュとはイギリス西南部に位置するコーンウォール地方の、という意味です。
コンパスの周りを囲っている Serpentineは、石の模様が賑やかなので一見したところやわらかそうな石に思えますが、硬度表によれば硬度5で黒曜石と同じ硬さです。 黒曜石はその硬い性質から大昔は弓の矢じりに使われた素材ですから、Serpentineもかなり硬い石に分類されます。
Serpentineストーンの世界における主要産地はイタリアとイギリスで、イギリスの中では特に英国最西部のコーンウォール地方から産出します。 この品は英国独特の素材を使っているという意味でも、Very
Britishなコンパスと言ってよいでしょう。
サーパンタイン ストーンの直径は5センチほどあって、重さが58グラムですから、コンパスとしてはヘビー級です。
コンパス本体が直径 1.65cmと小さいのに、磁針がしっかりよく動くところも良いでしょう。 と言いますのは、磁針が短いコンパスでは、支柱との摩擦抵抗が無視し得ない場合も多くなり、小さくてもよく動くコンパスはなかなか見つからないものなのです。
コーンウォール地方については、「英国アンティーク情報」欄にある「28. Tintagel アーサー王伝説の村」の解説記事もご覧ください。
コーンウォールはイギリスの西端にある半島で、遠い昔にはケルト系の人たちが押し込まれていった地方です。今でもある程度のわだかまりがあるようで、イングランド人の知り合いに聞きますと、旅行でパブに入ると、土地の人たちがイングランド人に向ける何かしらの違和感を感じることがあるそうです。
私のような完全に外国人の日本人には、親切にしてくれる人たちなのですが、、、、。 そういう背景も分かっていけたらと思っています。
ざっくり英国史
紀元前: ケルト系ブリトン人
紀元前後から4世紀: ローマ帝国が支配
5世紀 アングロ・サクソン人が征服
11世紀 ノルマン人が征服
https://twitter.com/igirisumonya/status/1064292958910984192
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