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No. 20189 折り畳み式 オペラグラス
伸ばした長さ 8.7cm、縮めた長さ 7.0cm、横幅 10.1cm、鏡筒部の最大外直径 3.85cm、対物レンズ有効直径 2.9cm、重さ
120g、1900年前後の品、七万八千円
大発明時代であったヴィクトリアンの影響がよく出たオペラグラスで興味深く思います。
観劇の際には下側に付いた支柱に親指をかけて、他の指は上側において、オペラグラスを挟むようにして保ちます。
向こう側に付いたレバーを動かすとオペラグラスの胴体部が伸縮してピントを合わせる仕組みになっています。
折りたたむと写真四番目のような平板構造になります。
対物レンズと接眼レンズがそれぞれ内側に折りたためて、さらに中央部に付いている支柱も折りたためる仕掛けです。
可動部のある百年以上前のアンティークが、完品状態で今に至っているもの、レアものアンティークと言ってよいでしょう。
ヴィクトリア女王は若干18歳で英国王になりました、それから1901年までの64年間がヴィクトリア時代です。 彼女が国王になった時、彼女自身も、また多くの英国民も、その後のこの国の大発展を予期していなかったろうと言われています。 しかし実際にはヴィクトリア女王の治世に、英国は大いに伸長し、世界史上これまでなかった規模の大帝国となりました。
テクノロジーの面でもヴィクトリアンからエドワーディアンの頃は大発明時代で、今見ても驚くような立派な発明から、笑ってしまうような発明までいろいろあって、この時代のダイナミックさには大きな魅力があるのです。 「Victoriana」というアンティーク分野があるのも、さもありなんです。
イギリス社会がまだ若く、世の中に活気があったためでしょう、ヴィクトリアンからエドワーディアンの頃の英国は、発明や工夫が大いに振興した時代でありました。 写真のように一工夫効いた物品がもてはやされた当時の時代状況が見えてきて、興味深いアンティークと思います。
伸ばした状態
裏面の様子
折りたたんだ様子
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