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No. 20040 ケルティック モチーフ スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ シルバー ホールマーク
クロスの縦(留め具含む) 2.9cm、横 2.3cm、重さ 6g、最大厚み 2.5mm、1976年 バーミンガム アセイオフィス、8800円

ソリッドなスターリングシルバーのクロスです。比較的近年の銀製品になりますが、それでも今から四十年以上前の1976年に作られていることが、ブリティッシュ シルバー ホールマークを読み取ることから分かります。 クロスの中央が一段高くなった構造で、この辺りが最大厚みの2.5ミリとなっています。 ソリッド(solid)とは、このクロスがホロー(中空)構造ではなくて、中まですべてが銀の稠密構造であることを言います。

クロスのセンターにある輪の部分がデフォルメされたデザインで、一般に、このタイプのクロスも広くケルティック クロスと呼ばれます。 

遠く歴史をたどりますと、このケルティック クロスのモニュメントは英国西部のコーンウォール地方からウェールズ、スコットランド西方諸島、そしてアイルランドに分布していて、千二百年以上前のケルト人によって建てられたものです。 

ケルティックとは「ケルト人の」という意味です。 英国史においてケルト系の人達とは、もともとのイギリス先住民で、民族大移動によって欧州大陸方面からノルマン系住民が流入して支配的な地位を占めるようになると、次第に辺境の地へ追いやられていった人たちです。 彼らが追われた辺境とは、スコットランド、ウェールズ、英国西部のコーンウォール、そしてアイルランド等でした。 とは言っても、支配と被支配という関係だけではなく、結局は婚姻などで入り混じって今日のイギリス人が出来あがっています。 ちなみにロンドンという地名やテムズ川の名前はケルトの名称だそうですし、今日の英国人は自分たちのことをブリトンと呼びますが、このブリトンとは元々ケルトの一部族の部族名でした。

イギリスにおけるケルト諸族の歴史については、英国アンティーク情報欄にあります「32. ウェルシュ ボーダーの Weobley村」の解説記事もご覧ください。

それからついでに、円卓の騎士アーサー王は、コーンウォールで生まれたとされる伝説的なケルトの王様です。
アーサー王伝説については、「28. Tintagel アーサー王伝説の村」の記事もご参考まで。

写真二番目で見えるように、裏面には四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されています。 ホールマークは順に「AH」のメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1976年のデートレターです。

メーカーズマークの「AH」が目立つので、イニシャルが「AH」の方に持っていただいたら、面白いだろうと思います。

ケルティック モチーフ スターリングシルバー クロス with ブリティッシュ シルバー ホールマーク



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