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No.20039 どんぐり3つのスリーエイコーン ナショナルトラスト 銀メダル ロイヤルミント製 オリジナルケース入り
直径 3.9cm、重さ 26g、厚み 2ミリ強、1976年 ロンドン アセイオフィス、一万七千円
どんぐりと樫はナショナルトラストのシンボルです。
https://www.nationaltrust.org.uk/
https://twitter.com/nationaltrust
ロイヤルミントとは、英国王室造幣局を指します。 側面部分にはブリティッシュ シルバーホールマークが刻印されています。 また、Cicely Elizabeth
Perringの刻印もあります。 ホールマークは順にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、ロンドン レオパードヘッド、そして1976年のデートレターになります。
どんぐりのデザインが可愛らしい銀でありますが、このどんぐりには、歴史および文化的な背景からイギリスでは、なかなかに深遠な意味合いが含まれており、こうしたモチーフのよさがポイントになる銀と思います。
どんぐり3つのスリーエイコーンは、繁栄を象徴するクリスチャンモチーフで、教会のステンドグラスなどでも、よく見かけます。
エイコーン(Acorn=どんぐり)は古代ローマまで遡れるモチーフの一つです。 ケルティックやスカンジナビアン アートにおいても、Life(生命)、Fecundity(豊かさ、生産力)、Immortality(永久になくならないこと)を表象するモチーフとして好まれてきました。 そして繁栄をシンボライズするクリスチャンモチーフとして、今日にも引き継がれています。
英語には、『Every oak must be an Acorn.(樫の大樹も元々はみなどんぐり)』という諺があって、一粒の小さなどんぐりで、樫の大木をシンボライズしているケースもしばしば見受けます。
「3」という数、日本でもそうだと思いますが、英語ではラッキーナンバーに通じるものがあって、縁起物ではよく出会う数字です。 ホースシューでご紹介したことがある「Three
Horseshoes」もそうですし、チェスター アセイオフィスの「Three Wheat Sheaves(3つの麦束)」も同様でしょう。
キリストが生まれた時に訪ねてきたという「東方の3賢人」の例もあります。 マクベスの「Three Witches」はどうでしょうか、これはなにかと「3」だと、おちつきがよいということかも知れません。 日本でも「3度目の正直」、「仏の顔も三度」、「二度あることは三度ある」など馴染み深いもので、「3」にこだわる意味合いには納得感がありそうに思うのです。
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