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No. 20036 スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク SOLD
インゴットの縦(留め具含まず) 3.6cm、横 1.6cm、厚さ 2mm弱、重さ 11g、1978年 バーミンガム、一万四千円 SOLD

このペンダントヘッドは大きなブリティッシュ ホールマークが刻印されているわけではないので、インゴット型の本流と呼べるかどうか分かりませんが、本体部分の形状や作られた年代から考えると、インゴット型の派生系シルバー アクセサリーと言ってよいでしょう。

植物模様とウェーブパターンの融合デザインはオーソドックスな英国風と感じます。 手彫り彫刻の背景部分には微細な彫刻線も見られ、手間のかかった仕事になっております。 上部のクルッとした飾りや、留め具に施された三箇所の透かし細工も凝っていて、ハンドエングレービングと合わせて綺麗なペンダントヘッドと思います。

波模様のウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフであって、ヴィクトリアンやエドワーディアンの時代から好まれて現在に至っております。 

裏面の下のほうにはメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1978年のデートレターが刻印されています。 ホールマークは通常版の小さなタイプで、ライオンパサントの横幅は2ミリほどになります。

ひとつ不思議に思うのは、このタイプのインゴット型ペンダントヘッドは、1970年代に作られたものがほとんど大半で、それ以前の1960年代では見かけませんし、それ以後の1980年代にも見かけないことです。 

そういえば、ブリティッシュ ホールマークの刻印された銀のアクセサリーには、ある特定年代にかたまって見られる傾向のある品が他にもあります。 例えばグッドラック ホースシューのペンダントヘッドを見かければ、それはまず1930年代から40年代の作で間違いなしですし、銀ボタンなどは1900年を中心とした前後10年にかたまっています。

ホールマークを判読することなしに、その品物のおおよその製作年代が即座に言い当てられるわけですから、おもしろいことだと思います。 英国で作られた銀製品の特徴として、頭の片隅に記憶を留めておかれてもよさそうです。

スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)

スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)

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