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No. 19155 フランス製 シルバー 船舵 ペンダントヘッド
最大外直径 3.4cm、銀の最大厚み 3mm強、重さ 13g、19世紀終り頃のフランス製、一万五千八百円

かなり持ちはかりがあって、しっかりした銀の質感が心地よいフランス製シルバー 船舵 ペンダントヘッドです。 ホイール最上部の銀円環につながる取り付け部にはフランス製のシルバーであることを示すホールマークが刻印されています。

フランス製シルバーホールマークや、モチーフ、そして細工の様子から見て、フランスやイギリスで海浜リゾートブームがあった19世紀終り頃に作られた銀と思います。 

モチーフとしての舵=ホイールはTime(時の経過)、Fortune(運勢、幸運、財産)、Sun(太陽)等をシンボライズするデザインです。 また、クリスチャンモチーフとしての意味合いにおいては、St.キャサリンを表象するデザインとされます。 そうした中で特に中世の昔にあってはFortuneの意味合いが重視されていました。 パリのノートルダム寺院やアミアン大聖堂のゴシック建築に見られる中世の円形窓は、Wheel of Fortuneを表現していると言われます。

時をくだって、船舵のデザインはマリンモチーフが流行った頃の影響が出ているとも考えられます。 19世紀終り頃から20世紀の初頭にかけて、イギリスやフランスの海浜リゾートが賑わって、ロープや船の舵、波、シーガル、ヨットといったマリンモチーフが人気となったのです。 そしてマリンモチーフの中でも船舵デザインは、未知の海原に途を切り拓いていくポジティブイメージを示すデザインとして好まれたものです。

さらに、シルバーという素材は幸福に通じることから、銀の船舵でダブルGood Luckとなっています。

フランス製 シルバー 船舵 ペンダントヘッド


裏面の様q



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