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No. 19045 セント・クリストファー 道中お守り スターリングシルバー ペンダントヘッド
三角形の一辺の長さ 4.5cm、厚さ 1.5mm、重さ 15g、1978年 ロンドン、

かなり重たくて、手にした感じは銀の塊といった風情のアクセサリーです。 デートレターを判読してみると、作られたのは1978年と分かります。 この頃にはインゴット型のペンダントヘッドが作られていたので、写真の品もそのバリエーションだろうとみています。

セント・クリストファー(St. Christopher)は、紀元三世紀ごろの聖人で、幼子となったキリストを抱いて川を渡るクリストファーは旅人の守護聖人とされ、その像は旅の安全を期すお守りになっています。 

表も裏も放射状にカットが入っているので、光の反射が綺麗です。 スターリングシルバーの板の厚みは1.5mmほどですが、St.クリストファーのレリーフ部分は少し盛り上がっていて、最大厚みは2mmほどあります。

裏面の右端にはメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、ロンドン レオパードヘッド、そして1978年のデートレターのホールマークが四つ刻印されています。

英語では 「St Christopher, The Travellers Guardian」という言い方にしばしば出会い、イギリスでは St. Christopherのアクセサリーを身に着けている人を見かけるので、どんな意味合いで身に着けているのか質問したことがあります。 

けっこうなお年の方でも身に着けていて、私が尋ねたのは還暦過ぎのシニアの男性でしたが、やはり道中お守り、あるいは日本で言ったら交通安全のお守りみたいな意識だと聞きました。 日本にも昔から道中お守りがありましたが、イギリスにも同じような役割の品があるということ、興味深く思います。

ギリシャの古文書によれば、セント・クリストファーは、元々はローマ軍との戦闘で捕虜となった兵士で、後に殉教した人物であったようです。 今日の一般的なセント・クリストファーのイメージは、中世ラテン文化の中で、後になって創造されたものです。

セント・クリストファー 道中お守り スターリングシルバー ペンダントヘッド


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