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No. 18912 マルティーズ クロス シルバー ブローチ
縦の長さ 4.3cm、最大厚み(留め具含まず) 4.5mm、重さ 5g、5,800円

フィリグリー(金や銀などの線条細工)が美しい、銀のマルティーズ クロス ブローチです。 繊細なつくりで、大きめサイズであることから、ゴージャスな印象のクロスと思います。 銀素材ですので色変わりがありますが、銀磨き液に少し浸けていただくと、元通りの銀の輝きを簡単に取り戻すことが出来ます。

このクロスをご覧いただくと、中央から四隅までが等距離で、中央から放射状のデザイン、そしてクロスl隅の先端部が「V」嚮`をしており、これはマルティーズ クロスの特徴を備えております。 

マルティーズ クロスとは、十嚮R遠征時代に作られたマルタ騎m団の紋章です。 

以前にマルタ騎m団の方と会ってお話を伺ったことがあります。 世界jの教科書に出てきた騎m団の人が現代にもいるなんて、初めはジョークかと思いましたが、そうではないことを知りました。

元々は12世紀頃に巡礼者保護の目的でエルサレムで活動をはじめた聖ヨハネ騎m団でしたが、16世紀には地中海のロードス島に領土を持ち、その後はマルタ島に移ったことから、マルタ騎m団と名前を変えて現在まで続いているのです。 18世紀にはナポレオンとの戦いに敗れて、領土を失っております。 面白いのは、その後も国際法上の主体として認知され、活動を続けていることです。 現在でも国際連合のオブザーバーであり、蛯ニして医療活動に従魔オているとのこと。 

お会いしたのがベルギーはリールという街にある、昔の巡礼宿を改装したコンポステールというレストランでした。 マルタ騎m団の人が、21世紀の今でもいるんだ、お話を伺って、なんだか、遠い巡礼の昔、十嚮R梠繧ノタイムスリップしたような気分になりました。

ちなみに、中世ヨーロッパの三大騎m団とは、上記の聖ヨハネ騎m団の他に、テンプル騎m団とドイツ騎m団を含めた三つを言います。 
ついでに、『十嚮R騎m団 (講談ミ学術文庫)橋口 倫介著』は、中世の騎mの暮らしぶりなど分かって興味深い本です。

マルティーズ クロス シルバー ブローチ


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