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No. 18880 透かし細工 と タイガースアイ ペンダントヘッド
with シルバー&ゴールドギルト フレーム
虎目石の長径 3.0cm、短径 2.1cm、最大厚み
8mm、重さ 11g、ペンダントヘッドの長さ(留め具含む)
4.2cm、一万三千五百円
虎の目のような鋭い輝きを放つことからその名前があるタイガースアイのペンダントヘッドです。 タイガースアイ(虎目石)は光の角度によって光彩が変化する楽しみがあります。
写真二番目のように、線状細工による透かしが綺麗な裏面も楽しめます。 ホールマークはありませんが、透かし細工の様子から見てシルバー素材にゴールドギルトが施されたものと思います。
タイガースアイの表面にはカービングが施されていますが、見ようによっていろいろに見えるもので、彫りは何かと一つに決めかねる模様になっています。
まず、葉っぱの葉脈に似た部分があります。また片サイドがクルッと丸まっていて、反対サイドはスーと伸びた雲形と申しましょうか、孫悟空の乗っていた雲のような形もいくつか見えます。そして、ハートシェイプに見える部分もあります。さらにタイガースアイの表側から裏側まで抜けた穴彫りが十ほどあります。
あらためてこの品を手にして見ておりますが、加えてタイガースアイは見る角度によって、その色合いが濃いブラウンに見えたり、透明感のあるゴールドに見えたりしますので、色合いの変化によって、彫りもまた違った雰囲気になるように思います。 なかなか文章説明の難しいデザインなのですが、私の感じるところが伝わりますでしょうか。
昔からタイガースアイには、直感や洞察力を研ぎ澄ます働きがあると言われ、幸福につながる石として好まれてきた経緯があるようです。
鉱物学の見地から言えば、タイガースアイは色彩や光沢が見る角度によって変化するクウォーツ(石英)の一種です。 この石のシルク繊維のようなきめ細かいストラクチャーはクウォーツにクロシドライト(青石綿)が混じり込むことによってもたらされます。 また、タイガースアイのゴールデンブラウンに含まれる黒ストライプは酸化鉄の作用です。
裏面の様子
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