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No. 18865 ケルティック インターレーシング パターン スターリングシルバー クロス ペンダントヘッド 
縦の長さ(銀円環含む) 2.85cm、クロス本体の縦の長さ 2.0cm、横の長さ 2.0cm、厚み 2.5mm、一万一千円

ケルティック インターレーシング パターンのスターリングシルバー クロスです。 写真三番目に見えるように、机の上に立てることが出来ます。 銀に厚みがあって、好印象です。

写真二番目に見えるように、裏面には素材がスターリングシルバーであることを示す「925」刻印があります。

Interlaceとは絡み合うとか織り交ぜるという意味になります。 ペンダントヘッド上のある場所を起点として、一筆書きのようになぞっていくと、上に下にと立体交差を重ねながら、一周して出発点まで戻ってくることが分かると思います。 ぐるっと周って、また元の位置に戻ってくることから、ケルティック インターレーシング モチーフは、「Eternity=永遠」を表象しているとされます。

インターレーシング デザインのペンダントヘッドであるわけですが、上下縦横の四つの方向に延伸するデザインでもあることから、おそらくはクロスの派生系として作られたという意味合いもあるのだろうと見ております。

ケルティックとは「ケルト人の」という意味です。 英国史においてケルト系の人達とは、もともとのイギリス先住民で、民族大移動によって欧州大陸方面からノルマン系住民が流入して支配的な地位を占めるようになると、次第に辺境の地へ追いやられていった人たちです。 彼らが追われた辺境とは、スコットランド、ウェールズ、英国西部のコーンウォール、そしてアイルランド等でした。 とは言っても、支配と被支配という関係だけではなく、結局は婚姻などで入り混じって今日のイギリス人が出来あがっています。 ちなみにロンドンという地名やテムズ川の名前はケルトの名称だそうですし、今日の英国人は自分たちのことをブリトンと呼びますが、このブリトンとは元々ケルトの一部族の部族名でした。

イギリスにおけるケルト諸族の歴史については、英国アンティーク情報欄にあります「32. ウェルシュ ボーダーの Weobley村」の解説記事もご覧になってください。

それからついでに、円卓の騎士のアーサー王は、コーンウォールで生まれたとされる伝説的なケルトの王様です。
アーサー王伝説については、「28. Tintagel アーサー王伝説の村」の記事もご参考まで。

『私はキリスト教の信仰者ではありませんが、何故かクロスにとても惹かれます。』というお便りをいただきました。 

英吉利物屋ではアンティークのクロスを扱っておりますので、関心のある方から、そういうお話があるのは珍しいことではないかも知れません。 けれども、クロスに惹かれるという話はこれが初めてというわけでなく、多くの方からお聞きしてきましたし、私もそう感じることがあるので、なぜだろうかと考えたくなるのです。

英国アンティーク情報欄にあります「40. 何故かクロスにとても惹かれます。 その理由を英吉利物屋風に考えてみました。」もご覧いただければ幸いです。

ケルティック インターレーシング パターン スターリングシルバー クロス ペンダントヘッド 





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