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No. 18738 ヴィクトリアン 徽章
横の長さ 3.9cm、縦の長さ 2.3cm、本体部分の厚さ 1mm、重さ 6g、ヴィクトリア時代の英国製、八千五百円

ちょっと珍しいアンティークが入りました。 ブラス製 ヴィクトリアン 徽章ですが、どこで使われたものか分かりますでしょうか。 しばらくしてから答えをお伝えいたします。 ジェレミー・ブレッドのシャーロック・ホームズ シリーズに小道具として登場していないか、『踊る人形』あたりの作品で、調べてみようと思っています。

ブラス磨きでお手入れしたら綺麗になりました。 アルファベット三文字ですが、周りに葉っぱの飾りがついていて、味わいがあります。

ブラスは銅と亜鉛の合金で、銅と亜鉛の含有量比によって呼び名が違っていきます。一般には銅が七割で亜鉛が三割くらいになりますが、亜鉛が多ければイエローブラスになって、銅が増えれば赤みが増してローズブラスになります。 写真のアンティーク徽章の場合は、かなり明るい色合いのイエローブラスになります。

ブラスは昔から英国アンティークには欠かせない素材として使われて今日に到っております。 劣化するようなことはまずなく、丈夫さから言えば金銀より上な素材ですので、ずっと身につけていかれても、変わらずにお使いいただけることがポイントでした。

ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 私はReckitt & Colman社のBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリスの方はブラスが好きで、マナーハウスのドアノブ、パブのカウンター、ホテルの調度品等、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。

それから日本でも簡単に手に入るお手入れ用品として、日本磨料工業製の『ピカール』という品もあります。 使い比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチック、象牙、管楽器等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。

ヴィクトリアン 徽章


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