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No.17170 アール・ヌーボー リリーパターン ヴィクトリアン シルバープレート デザートスプーン エルキントン 1851年作 SOLD
長さ 19.1cm、重さ 61g、ボール部分の最大幅 3.9cm、ボール部分の長さ 6.5cm、柄の最大横幅 2.3cm、1851年 エルキントン作、SOLD

長さが19センチありますので、現代で言えば、十分に大きなサイズになり、テーブルスプーンとしてお使いいただくのが普通でしょう。 しかし、これがヴィクトリアン初期には、デザートスプーンのサイズでありました。

普段使いの一本として、例えばカレーを食べたり、実用品としてお使いいただいてもかまいませんが、いくつかの点から見て、写真のアンティークはミュージアム ピースにもあたろうかと、考えております。

(1) 今から160年以上昔のヴィクトリアン初期にあたる1851年作と特定できること。
(2) エルキントンがエレクトロプレート技術を使い始めて、ごく初期のシルバープレート製品であること。
(3) アール・ヌーボーの潮流にダイレクトな影響を与えたとされるリリーパターンのデザインが考案された当時のデビュー品であり、アール・ヌーボーの先駆けとなった品であること。

以前にリリーパターンのティースプーンをご紹介したことがありますが、そこで書かれていた内容が、裏付けられるヴィクトリアーナとして、レアな一品であります。 

写真三番目をご覧いただくと、右上から順に、一番目から三番目まで三つ合わせて「E & Co」でエルキントンのメーカーズマークになります。 四番目の「菱形にM」マークがエルキントンのデートレターで1851年作を示しています。 五番目は「王冠に E & Co」でこれもエルキントンのメーカーズマークになります。

160年以上の年月が経過して、このコンディションを保っているとは、エルキントンのシルバープレート技術の高さを伝えていますし、そもそもシルバープレートの銀がかなりの厚みをもっているのだろうと見ております。

アール・ヌーボー リリーパターン ヴィクトリアン シルバープレート デザートスプーン エルキントン 1851年作








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