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No. 16895 エドワーディアン スターリングシルバー フィドルパターン テーブルスプーン
長さ 21.3cm、重さ 73g、ボール部分の長さ 7.7cm、最大幅 4.8cm、ボールの深さ 1.2cm、柄の最大幅 2.45cm、柄の最大厚み 3mm、1911年 シェフィールド アセイオフィス、二万円

今から百年以上前に作られたスターリングシルバー フィドルパターンのテーブルスプーンです。 フィドルパターンとは、スプーン柄の形がヴァイオリン(Fiddle)に似ていることに由来するスプーンパターンの名前になります。 もともとは18世紀のフランスで人気だったこのフィドルパターンは、19世紀に入った頃からイギリスでも次第に流行っていきました。 現代ではあまり見かけない形なので存在感があって、アンティークな雰囲気を楽しむにはよいでしょう。

重さが72グラムですから、2オンス以上ということになり、かなり重たいシルバーウェアです。 

裏面にはメーカーズマーク、シェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1911年のデートレターが刻印されています。

アンティークのテーブルスプーンというのは、現代の品と比べるとかなり大きなものです。 今日的にはテーブルスプーンとして使うにはちょっと大きすぎると思うので、私は大皿料理の取り分け用に使いますが、ボール部分の長さが7.7cmもあるので、サービングスプーンとしても十分過ぎる大きさと思います。

ひとつ興味深いことは、写真の銀スプーンは16381スプーンと同型タイプで、セットを構成していたと思われることです。 柄先のイニシャルが同じですし、サイズがほぼ同等であることから、仲間の品であることは間違いないのですが、デートレターを読み取ると、製作年が違っていますし、それぞれの銀スプーンを作ったシルバースミスも違っています。

リプレイスされた可能性や、あるいは足掛け数年にわたって、ゆっくりとセットが構成されていった可能性が考えられますが、当時はシルバースミスに頼めば、手持ちの品と同じものが作ってもらえた時代であったことが分かります。 エドワーディアン頃のシルバースミスが仕事に取り組む姿勢や、シルバーウェアとの気の長い付き合い方には興味を惹かれるところです。

銀のアンティークテーブルウェアは、他のアンティークと比べると壊れにくいですし、お手入れ次第で綺麗に使っていけます。 以前に以下のようなコメントをいただいたことがあり、私もそう思います。

『さて、実際に手に取ってみると、なかなか素敵な物です。銀だから価値があるというより、これだけの年月を経て、なおちょっとしたお手入れをするだけで、作られた当時とほとんど同じ状態で使い続けられるという点の価値はすごいと思います。まとめ買いした安いスプーンがいつの間にかどこかにいってしまったり、曲がったりすり減って黒くなり、何回も買い直していることを考えると、世代を超えて使われる銀器は節約の象徴のような気もしてきます。』

エドワーディアン スターリングシルバー フィドルパターン テーブルスプーン




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