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No.16581 James Dixon & Son エドワーディアン スターリングシルバー スプーン
長さ 18.2cm、重さ 55g、ボール部分の長さ 6.5cm、最大幅 3.7cm、深さ 1.2cm、柄の最大幅 1.85cm、柄の最大厚み 3mm、1910年 シェフィールド、James Dixon & Son作、一万七千円

今から百年以上前のエドワーディアンの時代に作られたスターリングシルバー スプーンで、銀がたっぷり使われて、ふっくらとゴージャスな仕上がりのアンティークです。 ボール部分が深めで、やや細身タイプになっており、品のよさを感じさせます。 「James Dixon & Son」の作には良品が多いように思います。

長さが18.2センチというのは、エドワーディアンの時代にはデザートスプーンとして使われたものですが、現代的な感覚ですと、テーブルスプーンとして十分な大きさがあります。 また、写真の品の場合には、重さは55グラムと、かなり重たいのもテーブルスプーン級と言えましょう。 柄は最大で3ミリの厚みがあって、ボール部分も銀が厚い感じで、銀の重みをしっかりと感じさせてくれる重厚な作りになっています。 私は英国風な持ちはかりのあるシルバーウェアを見るとグッとくることもあるのですが、この品の場合はやはり「James Dixon & Son」の名前にも惹かれて求めました。

写真二番目で見えるように、柄の裏面にはブリティッシュ ホールマークが、しっかり深く刻印されているのもこの品のよい特徴です。 ホールマークは順に、シェフィールド アセイオフィスのクラウンマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1910年のデートレター、そして「James Dixon & Son」のメーカーズマークになります。

メーカーの「James Dixon & Son」は、1806年創業、家族的な経営で、職人さんの中には、親、子、孫…と5世代にもわたり、ここで銀製品を作り続けた方もいらしたようです。 シェフィールドで創業後、順調に発展し、1873年にはロンドン進出を果たしました。 1900年頃にはロンドンのお店は5つに増えていました、また1912年にはオーストラリアのシドニーにも支店を開いています。 1851年のロンドン万国博覧会には多くの作品を出品したとの記録が残っており、その後20世紀初頭にかけて、海外での展覧会にも出展し、パリ、メルボルン、ミラノ等で名声を博しました。 

James Dixon & Son エドワーディアン スターリングシルバー スプーン


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