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No.16232 9カラット ロールド ゴールド ブレスレット
内長径 5.8cm、内短径 5.3cm、重さ 12g、帯幅 6.5mm、最大厚み 1.5mm、イギリス製、一万五千円

ウェーブパターンの彫刻が美しいロールド ゴールド素材のブレスレットです。 彫刻は大胆かつ繊細なハンドエングレービングで、綺麗な仕上がりと感じます。 

手彫りの基本パターンはかなり深めな彫刻であることから、ゴールド素材が厚めな構造であることが分かり、これはグッドポイントになろうかと思います。 さらに、脱落防止用のサブチェーンがついているのもよいでしょう。 

波模様のウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフで、ヴィクトリアンやエドワーディアンの時代に好まれました。 また、ウェーブ先端は各所で渦巻き様となっていますが、この渦巻き模様は「Growth(成長)」や「Energy(活力)」を象徴し、ケルティックアートのベーシックとも言われます。 

写真二番目に見えるように、ブレスレットの内側に メーカーズマークと、「9CT ROLLED GOLD」の刻印があります。 また、パテント登録したことを示す「PAT. No. 1167637」の刻印もあります。

写真三番目をご覧いただくと、このブレスレットは、四角い凹凸をかんぬきのようにして、カチッと留まる優れた構造になっているのですが、この仕掛けが特許を取得しているということでしょう。

Rolled Goldとはベースメタルに9金や18金の薄金板を重ねた構造の素材で、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国で流行ったアンティークな素材です。 写真のブレスレットの場合には「9CT」刻印がありますので、イギリスでは一番多く見かける9カラット ゴールド素材ということになります。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドと呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドにおいてもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあってVery Britishな装飾素材と思います。

9カラット ロールド ゴールド ブレスレット





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