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No. 16173 ヴィクトリアン スターリングシルバー フラワー エングレービング バターナイフ
長さ 15.8cm、重さ 23g、ブレードの最大幅 2.3cm、柄の最大幅 1.3cm、1898年 バーミンガム アセイオフィス、一万四千円

今から百十年以上前のヴィクトリアン終わり頃に作られたスターリングシルバー バターナイフです。 ブレードや柄に幅があって、彫刻面が広く取ってあるのが特徴的です。 ブレード背は伝統的なイングリッシュ バターナイフのダブルノッチ パターンを踏襲しています。 

フラワーエングレービングは上々の出来栄えで、当時の銀職人さんのレベルの高さを感じます。 手彫りのエングレービングで濃い色合いになっている部分は、1ミリ間隔に七、八本という細かさで、彫刻線を引いて影をつけた細工です。 ブレード部分の花柄も可愛らしいのですが、ブレードや柄先に見える葉っぱの部分も細やかであることに加え、エッジ部分の鉤彫りライン エングレービングも綺麗です。 

全体としてフォルムよし、彫刻よし、コンディションよしと三拍子揃ったヴィクトリアン アンティークと思います。

裏面に四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻んであるのも好印象です。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、1898年のデートレター、そしてスターリングシルバーを示すライオンパサントです。

イギリスのバターナイフの特徴と歴史については、英国アンティーク情報欄の 「9.トラディショナル イングリッシュ バターナイフ」を、この品が作られた頃の時代背景については、「14.Still Victorian」の解説記事もあわせてご覧ください。

ヴィクトリアン スターリングシルバー フラワー エングレービング バターナイフ





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