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No. 15983 ハートアンバー(琥珀) スターリングシルバー ペンダントヘッド
ハートの横幅 2.3cm、最大厚み 8.5mm、留め具を含む縦長 2.8cm、一万一千円

ふっくらと丸みのあるハートシェイプが可愛らしくて求めました。 透明感のある琥珀で、光が通って明るい色合いの亜麻色に見えます。 上部の留め具にはスターリングシルバーを示す「925」の刻印があります。

現代でも馴染み深いハートのデザインですが、その歴史をたどりますと、英国におけるハートのモチーフはジョージアンの頃登場し、ヴィクトリア期に大流行した経緯があります。 

世界の琥珀産地にはビルマ、シシリア、ドミニカなどもありますが、イギリスで見かける琥珀はバルティック アンバーが多いようです。 ポーランドからロシアの飛び地 カリーニングラードにかけて、バルト海沿岸の浅瀬に琥珀鉱床があって、そこから波で洗い出されるアンバーが海岸で取れるとのこと。 

琥珀は軽いので、バルト海からデンマークやノルウェーの沖を経て、はるばる英国の海岸にまで流れ着く琥珀もあるそうで、英仏海峡側の海岸で琥珀探しも出来ると聞きました。 海辺を歩いての琥珀探しは素敵な感じで、一度はやってみたいと思うのです。

バルティック アンバーはロシアの輸出宝飾品の一つで、イギリスにも入ってきておりますが、ずっと以前に極東ロシアに行った時に、ハバロフスクという街でバルティック アンバーを扱っている宝飾店があったことを思い出します。 バルト海からハバロフスクまで大変な距離でシベリア鉄道経由で一週間以上かかるでしょう。 普通に考えると外国以上に遠い距離なのですが、それでも同じ国内ということで、店員さんは地方の特産品を説明するような口調でした、ロシアの広さに感心したものでした。

余談ながら、今朝はマイナス10℃となって、この冬一番の寒さになりました。 北大西洋海流という暖流の影響で、イギリスの冬は高緯度のわりにそれほど寒くならないのですが、マイナス10℃を下回ってくると、ちょっと記録的ではないかと思います。

琥珀を見ていて、厳寒のシベリアを思い出しました。 三月にシベリア鉄道でハバロフスクからモスクワまで行ったときは、イルクーツクあたりでマイナス25℃くらいを経験して、外にいると寒さで頭が痛くなったものでした。 

ハートアンバー(琥珀) スターリングシルバー ペンダントヘッド

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