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No. 15742  グッドラック ホースシュー 9カラット ロールド ローズゴールド フロント ブローチ
横の長さ 3.95cm、最大縦長 1.2cm、ホースシューの横幅 7mm、本体の厚み(留め具含まず) 1mm、ピンの長さ 3.9cm、エドワーディアン頃の英国製、二万四千円

表に9カラットゴールドの薄板を被せた作りで、「9カラット ロールド ゴールド フロント」と呼ばれる素材で出来ています。 英国風なローズゴールドが使ってあって、色合いも素敵で気に入りました。 

三日月フォルムや左右の彫刻の様子から、ジャポニスムの影響も感じます。 おそらくジャポニスムのモチーフブックも参考にされて、出来上がったアンティークブローチと思います。 そして、彫刻はかなり繊細な手仕事で、百年前ならではのアンティークな仕事ぶりと感じます。

Rolled Goldとはベースメタルに9金や18金の薄金板を重ねた構造の素材で、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国で流行ったアンティークな素材です。 カラット数は表示はありませんが、イギリスでは一番多く見かける9カラット ゴールドでありましょう。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドと呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドにおいてもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあってVery Britishな装飾素材と思います。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄三つが描かれて、写真二番目のような「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の図式はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

ついでながら、シャーロック・ホームズの『白銀号事件』を読んでいましたら、ホームズの「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように、私が貰っておきましょう。)」という台詞に出会いました。 この探偵小説は1892年12月に発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=グッドラック(幸運)」の連想があったことが分かります。 シャーロック・ホームズ シリーズには、アンティークなヴィクトリアンの暮らし向きが読み取れる場面が豊富なので、注意して読むと面白いようです。

グッドラック ホースシュー 9カラット ロールド ローズゴールド フロント ブローチ


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