英国 アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ

No. 15681 ヴィクトリアン ボグ オーク フラワーブローチ
楕円の長径 3.8cm、短径 3.3cm、重さ 9g、ブローチ本体の最大厚み(留め金含まず) 1.2cm、ピンの長さ 3.9cm、ヴィクトリアン終り頃の英国製、一万七千円

ボグ オーク(Bog Oak)にハンド カービングを施したヴィクトリアン アンティーク ブローチです。 周囲の透かし細工と中央部のかなり厚みのあるお花の彫刻は、美しく印象的な仕上がりになっています。 ブローチの周囲を縁取るベース部分は厚みが 4mmほどになりますが、中央のお花に向かって厚みを増す構造です。 

ブローチ本体に比べてピンが長い構造も、古いヴィクトリアン アンティークの特徴といえましょう。 写真二番目に見えるように、裏面の金具の取り付けも頑丈で、好感が持てます。

「Bog Oak」というのは、イギリスのような比較的寒冷な土地の泥炭地に埋まったオークの古木で、木材素材としてはかなり硬いことが、彫刻素材に適していることもあって、古くから装飾品の素材として使われてきました。 オークの落ち着いた輝きはとても英国風で、オークをふんだんに使ったマナーハウスの優雅な雰囲気に通じるアンティークな素材です。

ボグ オーク素材を使ったアクセサリーは、その深い色合いからも想像がつくところですが、ジェッドと同じ系譜にあるアンティークになります。 寒冷な気候が生み出したイギリスならではの素材という点でも興味を惹かれますし、素材が堅く丈夫なので、普段使いしていく上ではむしろジェッドよりも安心感があります。 

英国で探しても品数はそれほど多くないアンティーク分野になりますが、このところ仕入れの際には気を付けているヴィクトリアーナです。

このアンティークが作られた当時の時代背景については、英国アンティーク情報欄の「14. Still Victorian (百年ほど前のイギリスはどんな様子であったのか?)」の解説記事をご参考ください。

また、オーク素材と英国マナーハウスについては、「20.アフターヌーン ティー」もご参考まで。

ヴィクトリアン ボグ オーク フラワーブローチ


イギリス アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ