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No. 15674 すずらん &シェル モチーフ ゴールドギルト シルバープレート サービング スプーン SOLD
長さ 21.1cm、重さ 70g、ボール部分の長さ 8.2cm、最大幅 5.0cm、深さ 1.2cm、柄の最大幅 2.0cm、柄の最大厚み 4.5mm、SOLD

すずらんモチーフの細工がとてもしっかり出来たサーバーで、シェルパターンのボール部分はゴールドギルトされています。 シルバープレートの品になりますが、美しいのみならず、しっかり感があって、全般的なクォーリティーはかなり高いアンティークと思います。 ほとんど使用感がなく、コンディション良好なまま現在に到っております。 

ボール部分のシェルパターンは、12世紀にスペインの聖地 St.ジェイムス オブ コンポステラへ向かう巡礼者たちが、彼の紋章であったシェルを身につけて旅したことから、クリスチャンシンボルとして、シェルが取り入れられていったのが始まりです。 15世紀以降はセラミックスやシルバーの分野で、このシェルモチーフが繰り返し取り上げられて今日に至っています。

さらに、なめらかで柔らかな青白い花でありながら、凛としたたたずまいのスズランは、遠い昔から「Purity(純粋)」のクリスチャンシンボルとされてきました。 そう考えてみると、このサーバーはテーブルウェアでありながら、実はクリスチャン シンボルに満ちたアンティークであることが分かり、とても興味を惹かれるのです。

最初に見た時はスズランの細工などフランス風かなと思ったものでしたが、あらためて手にしてみると、柄の厚みは最大で5ミリ弱ほどありますし、シェルのボール部分もかなり厚みがあり、一本70グラムという持ちはかり、かなりなものです。

全体として見た時のどっしり感はやはりイギリス風で、あらためて見直すと、スズランの細工もイギリス人でもやらないことはないだろうと、思い直しました。 19世紀の終わり頃から20世紀初め頃に作られた英国製と思います。

すずらん &シェル モチーフ ゴールドギルト シルバープレート サービング スプーン










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