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No. 15647 ブラス お裁縫セット
筒の長さ 5.6cm、直径 1.75cm、全体の重さ 13g、1930年代 英国製、七千五百円

1930年代の英国で用いられたブラス素材のお裁縫セットで、蓋を開けると、お針入れとシンブルがセットになって入っています。 外装ケースに房が付いているところ、そして筒に施された草葉模様のデザインは、印籠のような美しさで細工のよい工芸品と思います。 所々わずかなへこみを感じますが、それでも十分に美しいアンティークと思います。

素材がブラスなので、しばらく置いておきますと、濃い色合いになっていきます。 お手入れすれば、すぐに淡い色合いになり、二色が楽しめるのも面白いと感じます。 周りのイギリス人は、あまりお手入れしないで、自然な色変わりを楽しむ方が多いように思いますが、私など日本人的には、いろいろお手入れ用品があると、あれこれ手を加えてみたくなるところでもあります。

エドワード八世 ブラスのお裁縫セット』と同じ系統のアンティークであることから、やはり1930年代の英国製と考えられます。

ブラスの外装ケースに、ブラスのシンブルとお針入れ、アンティークな古い品ではありますが、今日でも十分に実用品としてお使いいただけます。

ブラスという素材はパブのカウンターとか、マナーハウスのドアノブなど英国の昔ものには欠かせない素材で、磨き上げられたブラスの光沢は落ち着きと品があって、英国風を感じさせます。 

ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 私はReckitt & Colman社のBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリス人はブラス好きで、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。 

それから日本でも簡単に手に入るお手入れ用品として、日本磨料工業製の『ピカール』という品もあります。 使い比べてみて、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチック、象牙、管楽器等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。

ブラス お裁縫セット


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