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No. 15576 ヴィクトリアン スターリングシルバー ジャムスプーン
SOLD
長さ 12.8cm、重さ 17g、最大幅 3.0cm、ボールの深さ
0.4cm、柄の最大幅 1.2cm、1896年 シェフィールド、Thomas
Levesley作、SOLD
ボール部分に見えるハンドエングレービングが繊細で、全体としてフォルムもよくて、かなり美しいと思います。 今から百十年以上前に作られたヴィクトリアン シルバーであることもよいでしょう。 銀が厚めでしっかり出来ているのも好きです。 古い品ではありますが、コンディション良好なアンティークです。
ボール裏面には、シェフィールド アセイオフィスのクラウンマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1896年のデートレター、そして
Thomas Levesley のメーカーズマークと、四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されています。
Thomas Levesleyは以下のようなシルバースミスです。
ヴィクトリア時代に Levesley三兄弟 (Charles,
William, Thomas)が、Levesley Brothersとしてシェフィールドで仕事を始めました。
1865年 William引退
1883年 Charles引退
ウィリアム&チャールズの二兄弟が引退した後に、トーマスは新たに
William Lloyd氏とパートナーシップを組んで、社名を
Levesly Brothers & Lloyd に変更しています。 1893年にはパートナーのLloyd氏も引退することとなって、その後はトーマスが銀工房を切り盛りしました。 ヴィクトリアン後期の1890年代にはロンドン進出に成功し、シェフィールドの本店に加えて、ロンドンのホルボーンに支店を構えました。
Thomas Levesleyの得意分野はナイフ、フォーク、スプーン等で、特にパールハンドルの作品を好んだようです。 1913年にはJeweller's
Exhibitionにも出展し、その芸術性の高さを評価されています。
トーマス引退後は息子が銀工房を引き継ぎましたが、1929年世界恐慌の荒波の中で残念ながら閉店することになりました。
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