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No. 15000 アダム&イブ ピアストワーク飾り スターリングシルバー デザートスプーン
長さ 15.1 cm、ボール部分最大幅 3.25cm、ボール部分深さ 0.8cm、重さ 40g、1928年 バーミンガム、一万三千円

ボール部分、柄、そして透かし部分とすべて銀に厚みが感じられて、40グラムと持ちはかりがあるスターリングシルバー スプーンです。 デザートスプーン サイズになりますが、現代的な使い方としては、普段使いの一本としても十分な大きさと思いますので、デザート用途に限らず、いろいろとお使いいただけるでしょう。 

柄先の透かし部分は最大厚みが2ミリ強あって、透かし断面には糸鋸を手仕事で引いたギザギザ跡が残っています。 特に、この透かし部分の銀には厚みが感じられて、手仕事の作業は大変だったろうと思いますが、手にした時の重厚感は好印象な仕上がりです。 

手仕事で糸鋸を引いていくのですから、職人さんの優れた技術と多くの時間がかかります。 現代のシルバースミスの方からお聞きしたことがありますが、作業にかなりの時間を要するこうした透かし細工は、現代の労働コストが上昇した英国では、大変なお金がかかり、もはや出来ないとのことでした。 そして、そもそもこれだけの技術を持った職人さんが現代ではいなくなっているのです。 

アダム&イブのモチーフから考えて、クリスティングのお祝い品と考えておりました。 ところが、仕入先からの情報で近々にあと二本ほど手に入る可能性が出てきました。 製作年やシルバースミス等の詳細はまだ分かりませんが、同タイプの銀製品があるということは、すぐれて個人的なクリスティングスプーンというよりは、教会関係の記念の品であるとか、なにか他の背景も考えられるかなと思います。 

写真三番目に見えるように、ボール裏面には四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されております。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1928年のデートレターになります。

アダム&イブ ピアストワーク飾り スターリングシルバー デザートスプーン




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