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No. 14736 スターリングシルバー チャームブレスレット SOLD
一周の長さ 16.8cm、重さ 29g、ハートの留め具横幅 1.3cm、自動車の長さ 2.6cm、SOLD

クラシックカーのチャームがゴージャスで目立つのですが、チャームを仔細に見ていくと、シンデレラのキャリッジや、ハーメルンの笛吹きなど、おとぎ話に沿ったチャームも特徴的です。 また、ロンドンのテムズ川に架かるタワーブリッジが、Very Britishであるのはもちろんですが、風車もイーストアングリア地方ではよく見かけるものであって、英国風なチャームといえましょう。 

キャリッジ、風車、タワーブリッジと、どのチャームも中まで銀が稠密でしっかり出来たチャームであるところも好感が持てます。 シルバーチェーンはしっかり系で、鎖玉の一つひとつにはスターリングシルバーを示すライオンパサントの刻印があります。 

ハートの留め具の裏面には四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのもこの品のよい特徴です。 ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1971年のデートレターになります。 また、ハートの留め具には脱落防止用チェーンが付いていて安心です。 

チャームはハートの留め具から時計まわりに、以下のようになります。
1.風車:風車というとオランダのイメージかも知れませんが、イギリスにも風車小屋が地方によっては見られます。 イーストアングリアという地方で、18世紀のアンティークな風車小屋が今ではB&Bになっている宿に泊まったことがあります。 この時の様子やイギリスの風車小屋については、アンティーク情報欄にあります「17.海沿いのアンティークな村、Cley Next the Sea」をご参考ください。

2.ロンドンのタワーブリッジ:橋が跳ね上がって、船舶が航行中です。
3.ハーメルンの笛吹き
4.クラシックカーの仕掛けチャーム:クラシックカーのチャームは大きくて豪華なもので、写真二番目のように開くと中には、前部と後部の座席、そしてエンジンが見える仕掛けチャームになっています。 また、裏面をご覧いただくと、精巧な波模様と鉤彫りの装飾が施され、なかなかに気に入ったチャームです。
5.キー
6.お姫様の乗るキャリッジ

特命全権大使:米欧回覧実記に以下の記述がありました。

『テムズ川はロンドンの貿易の水路で川幅は300メートル以上ある。 最も下流に架けられた橋をロンドン橋という。 川をさかのぼって来た船の終点である。 橋が架けられると船はその上流には行けなくなる。 そこで、西洋で川に橋を架ける時は、船舶が航行できるかどうか水深を計り、これ以上は船が遡行できないという地点を見定めて架橋するのがいい方法だとされている。』

江戸時代が終わってすぐの頃に岩倉使節団が見たロンドンの様子です。 当時はまだタワーブリッジが作られていなかったのです。 ロンドン橋のさらに下手に船舶が航行できる大掛かりな跳ね橋が完成したのはヴィクトリアン終わり頃の1894年のことでした。 第二次大戦中にはドイツ空軍の爆撃目標にもされましたが、幸い大きな被害には遭わずにすみました。 

現在でも、もちろん実用されていて、決まった時間に橋が跳ね、船舶が航行します。 道路は渋滞になりますが、観光客の方々にとっては楽しめるアトラクションです。 左右のゴシック様式タワーを登って、上層の展望通路からロンドンを眺める歴史博物館となっております。 私も以前に家族で行ったことがありますが、とてもいい観光スポットと思います。 ロンドンにおいでの際には是非登ってみてください。 

タワーブリッジの公式サイトは以下にあります。
http://www.towerbridge.org.uk/TBE/EN/

米欧回覧実記については、アンティーク情報欄の「10.エルキントン社のシルバープレート技術と明治新政府の岩倉使節団」もご参考ください。






今は民宿となっている18世紀の風車小屋


東芝のPCを買ったら、デスクトップの背景写真に付属していたタワーブリッジの写真です。 とても綺麗なので気に入っています。 Special Thanks 東芝さんです。 イギリスで売ってるPCだからタワーブリッジなのでしょうか、それとも日本でもこの写真入っているのでしょうか?



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